移民

こんにちは。


今日は,福岡すごく天気が良いです。
ゆっくりできたらいいのですが,仕事はおかげさまで
いっぱいあります。


昨日の日経朝刊に掲載されていたのですが,
自民党の中川元政調会長あたりが主張している
移民受け入れ論に対する反対論を
神鋼電機会長の佐伯弘文氏が仰っているのが
ごもっとも,と印象に残りましたので1日遅れでの
ご紹介を。


移民受け入れ,ってイギリス,フランス,ドイツで
失敗したと評価されているというのに,
なぜ「日本に移民を!」と意気込むのかよくわかりません。


特に,今は派遣切り,ニート,とかが問題になっていて
日本人の雇用すら危ぶまれている時に
なんでわざわざ外国人を連れてきて就職させなきゃいけませんかね。


「介護の分野で労働力が足りないから移民を受け入れようという
意見がありますが,そういった問題は政策次第で解決できます。
政府は介護報酬を3%引き上げると言っていますが,
そんなチマチマした引き上げでなく,一気に2−3割引き上げれば
いい。すぐ人材が集まってきますよ。」
「問題なのは労働力不足ではなく,雇用のミスマッチなのです。」との
ご意見が掲載されておりましたが,全く同感です。


やれ温暖化だ,環境破壊だから車にあまり乗らないようにしよう,と
言われても全然減らなかった車の交通量が,
昨年ガソリンが高騰して即減ったことを思い出します。
何だかんだで経済的な面が人間の動機付けには強く影響を与えますので,
介護報酬引き上げをすれば簡単に労働力不足解決,というのは
悲しい現実と思います。


「人口の減少に対応できる産業構造の転換」というご意見にも全く同感です。
毎年,毎年,成長率が・・,っていうけど,
国土に限りがあって,人口も頭打ちになるのに,
簡単に新車がバンバン売れるわけないと思います。


「移民受け入れによる経済成長よりも,
社会の安定を重視すべきではないでしょうか。」と結ばれておりますが,
仰る通りでございます。