大濠ー洛南

毎年恒例の6月の大濠ー洛南の練習試合が
今年も久留米で行われましたので,昨日観てきました。


洛南には福岡出身でありながら比江島君(188cm)
という有名な選手がいます。
しかも洛南でも1年生の頃から大活躍です。
昨日の試合のアップ時には彼がボスハンド(両手)ダンクをぶちかまし
あまりにすごいダンクだったため体育館中が大喝采でした。


またセンターの谷口君(199cm)も有名で,
彼はスラムダンク奨学金で来年からアメリカに行くことに
なっているそうです(もう1人は,第一のジミー)。
大濠は比較的リバウンドが弱いため,
谷口君,比江島君でかなり苦労しそうとゲーム開始時に
考えておりました。


で,ゲームの結果は,
大濠100(23−19,19−19,34−14,
24−32)84洛南,で大濠の快勝でした。


1Qで谷口君が2ファウルになってあまり出られなかった
のですが,それでもリバウンドは洛南の方が強くて
一進一退。1Qの最後には大塚君のかなり遠いところからの
スリーのブザービーター,2Qの最後には岸君が速攻の
こぼれ球を押し込むなどで,42−38と辛くもリード。


しかし,3Qの出だしで大濠がスパートして2分で50−38,
矢嶋君のスリー3連発,上野君の速攻で7分半には66−46でした。
4Qは洛南が当たってきましたが,うまくかわして最終的には
16点差でした。
うーん,これがインターハイの本選だったら・・。


勝因はまず矢嶋君が当たったこと。
大濠の掲示板では34得点とありました。
実は心配していた比江島君のマッチアップがこの矢嶋君で,
背は同じくらいなのですが体格は1回り比江島君が上であり,
どうなることかと心配していたのですが,
ディフェンスはかなり頑張れていたし,
オフェンスでは圧倒していました。
第一戦でもこれくらい矢嶋君が入れば勝てると
思います。頑張っていただきたい。


ただ,比江島君も,相当うまかったです。
ペイントエリア内のシュートはほとんど決めていたと
思いますが,矢嶋君や岸君がかわるがわるついて
かなり嫌がらせることには成功していると思いました。


また洛南のセンター谷口君がファウルがかさんで
あまり出られず,また出たときもあまり調子が良く
なかったことも幸いしました。
ただ二宮君は高さでは負けていますが,パワーは
決して負けていなかったと思います。
頼もしいです。


京都府では大学生にも負けないという洛南に快勝したのですから,
大濠はかなり自信を持っていいと思うのですが,
洛南の実力はこんなものじゃないと思うし,
一昨年はこの練習試合で圧勝したにもかかわらず,
インターハイウインターカップでは敗れていますので,
絶対に油断はできません(と,関係者のような口ぶり)。
県内に第一がいますしね。
第一はやはり全国のトップクラスの実力を持っている
というのもよくわかりました。


あと,長谷川君の復調が待たれます。


余談になりますが,
大濠の掲示板で,試合後に田中先生や大濠のスタッフが
電車で大騒ぎをしていていかがなものかと思うという
書き込み(夜11時30分頃)があり,
大濠のスタッフの方やサイト管理人の方が謝罪して
おられました。
洛南に勝って相当うれしかったんだろうな,
それでお酒も入って騒いだんだろうなと想像がつきました。
たしかに電車内で大きな声で話されるのは迷惑ですが,
子供のように喜ばれる田中先生がある意味微笑ましく,
とても「らしい」エピソードだと僕は思いました。


来週は九州大会です。