司法改革

こんにちは。


午前中,裁判所に行ってきました。
暑くなく,寒くなく,天気が良い日に限り,歩いて行っています。
今日は歩いて行きましたが,時期的にもうギリギリです。
これ以上暑くなると厳しいですね。


さて,今年度の司法試験が開始されています。
我々が受けていた頃とは違い,法科大学院を出た人のみに
受験資格が与えられています。
法科大学院のほとんどは定員割れ,というニュースを先日耳にしました。


裁判員制度も開始されて何年かは失念しましたが,
先日は裁判員を務めた際に遺体の写真を見てPTSDになったという方が
国家賠償を求めて提訴されましたし,
昨日は暴力団の組長の刑事裁判を裁判員裁判から除外するよう
検察が求めたにもかかわらず裁判所がそれを認めず,
裁判員裁判を行うことになり,第1回公判で厳重な警備を行ったという
ニュースも目にしました。


いずれも司法改革に伴う新たな施策の弊害だと思われますが,
個人的には法科大学院も,裁判員裁判も思っていたほどの成果は得られておらず,
かえって弊害が多いことを素直に認めて廃止する方向で検討すべきでないかと考えます。
走り始めた以上,色々あって大変なのだろうとは思いますが,
「過ちて改めざる,是を過ちと謂う。」と論語にもありますので,
私自身が何かこれらの件で動いている訳ではありませんが,
何か機会があれば一燈照隅のつもりで活動したいと思います。