「ナガタ」,「ナガサキ」


こんばんは。


さて,以前,6月号も紹介したのですが,
1号飛ばして致知の8月号で印象に残ったことを
ご紹介します。


今回の特集のテーマは「人生を潤す言葉」ということで,
各界の方々がお話をされています。


その中で,作家の神渡良平さんと心学研究家の小林正観さん
(「宇宙が応援する・・」シリーズや「そ・わ・かの法則」
(そうじ・わらい・かんしゃ)の著者の方です。)の対談が
ございました。
小林さんのお顔を拝見したいなと写真を楽しみにしていたのですが,
残念ながらご本人のご意向で顔写真を掲載されなかったというのは
率直に言って残念でした。


この対談の中での「ナガタ」,「ナガサキ」に関するお話が
今号で一番印象に残りました。
両方とも古事記日本書紀の原典になった本ではないかと
言われている「ホツマツタエ」という縄文文献の中に書かれていた
話ということです。


「ナガタ」とは,人の苗字ではなく,
汝(ナ)が(ガ)楽しい(タ)という生き方,
「あなたが楽しいと思ってくださることが私の
幸せです」と他の人の楽しみを思いやる生き方をすれば
こちらも不思議に栄えていくということです。


ナガサキ」とは,九州西部の県のことではなく,
あなた(ナ)の幸せが(ガ)先(サキ)で,
「何か私がお役に立てることがあれば嬉しい」と
思って行動することを意味するということです。
「あなたに幸せになってもらうために,私は
何をしてさしあげましょう」といつも相手のことを
気遣って生きることです。


この「ナガタ」,「ナガサキ」が古代日本人が大事に
した生き方ということで,大変清々しい気持ちに
なりました。
現代の日本人,そして世界の人々が
皆このことを気に留めて行動することができれば,
日本,世界はよくなっていくであろうと
シンプルなことで,当然のことながら感じさせられました。


「ナガタ」,「ナガサキ」と大変短い言葉で表現されて
いますので,心にも留めやすいと思います。


このような生き方をしたいと考えてはおりますが,
エゴをなかなか捨てられないのも人間であり,
恥じ入ることも多い毎日です・・。


それでも自分の意識を少しずつでも改革,改善する
ために「ナガタ」,「ナガサキ」のことは
日々刻み付けていこうと誓っております。